脳の支配(古い固定観念)からの脱出を図る♡「ミッションは・・・?!・・・」・・・ある日の夢物語
脳支配からの脱出を図る♡ある日の夢物語
脳の支配(古い固定観念)からの脱出を図る ミッションは・・・?「脳支配下からの脱出!ピュアな天を仰ぎ・・・内なる光を解き放て!」(笑)
・・・すべての力の源なるものよ その光あまねく世界を照らせり 我が心をも照らせり 我が心もその光となさしむるため ~ガーヤトリ~
・・・特に・・・何も考えずに??日々過ごしていれば・・・ここは一見安全に見える。上の方から俯瞰的に眺めている世界。
穏やかな宮殿の日常。 ガラス越しに、天からの光は降り注ぎ、外には鮮やかな植物たち・・・木々の緑や花々が美しく茂っている。 宮殿内では誰もが忙しく、与えられた仕事をこなし、配給されたものを食し、何となく「ワルクナイよね」って過ごす繰り返し。 なぜか?皆が半分鳥の姿をしていて翼を持ち、羽ばたくことができるのだが・・・何となくリアリティに欠ける・・・というかこの宮殿の中でしか飛べないのだ。 あんなにも天は高く・・・眩しく光が降り注いでいるというのに。 そして、何となくおかしい?と気づいている鳥人間たちも、中にはけっこう居るのだが・・・・・誰も本当のことは言わなくなっている。
小さな鳥型の姿をしている私は、ある時から・・・いつも疑問に思っていたこの宮殿から外に出てみたいと考え、大鳥の魔女の目を盗んでは出口を探していた。
この世界のどこかに違う次元への出口があるはずだと・・・なぜかそう感じていたのだ。 それは眠りの夢の中から何度も何度も、自分を呼ぶ声を聞いたから。 どう言ったらいいか・・・説明はしがたいのだが・・・とにかくそう感じていたのだった。
そしてある日の午後、私の動きを不審に思った大鳥の魔女は、私の頭の中を読み取り、この感覚が他の者たちに伝播することを恐れ、私を捉えた。
すきを見て逃げようとした私は、また捕まってしまい、大鳥の魔女の大きな二本の足に掴まれて、ぶんぶん振り回された。 壁や床に頭をぶつけられ痛い目に合わされ(なぜか本当は痛くもなんともない)・・・それでも私は、右手に硬い石(意思)を握りしめたまま頭の中で何とかして出口を探さなきゃと思っていた。
必ずどこかに出口があるはず・・・うまく大鳥の魔女をこのまま誘導できないだろうか?そう思いながら手に握りしめた石をどこに打ち付けようか?と考えていた。
すると大鳥の魔女にそのことを悟られてしまい、また頭を壁に打ち付けられた。
そして 私を掴んだまま大きく羽ばたき・・・飛行を少し緩めたかと思うと、宮殿の中のある部屋へすーっと入り込んでいった。 その部屋は全てがガラス張りで、天井は丸みを帯びていて、外の景色が良く見える美しい部屋。大鳥の魔女は私を掴んだまま悠々とゆっくり飛んでいる。
その部屋の・・・ずっとむっこうの端の方に・・・門番の鳥型の閲兵?が二人。 他の部屋への通過点を見張る役目をしている。
もちろん本当は人間なのに魔法で鳥型にされて、槍のようなものを持ち、仕事を与えられているのだった。
彼らはこちらに気づいて何かぼそぼそと話をしている。
一瞬にして私の脳裏に彼らの話している声が聞こえてきた。大鳥の魔女に捕らえられた私を助けたいと思うが、自分たちも捕らえられてしまうリスクも大きい・・・だけど、うまく行けば自分たちもこの支配下から脱出することができるかもしれない・・・どうしようか?と・・・
一人は、「助けたいけど出口がわからない・・・」と。 するともう一人はこう言った。「実は以前、この世界の沼に住む主から聞いたことがあるんだ。この世界の空間には結界があって、そこに硬い石(意思)を右手でうまく打ち込めば、その隙間は開き、違う次元に行けるって・・・彼女は右手に石(意志)を持ってる。・・・ そしてこうも言ったよ・・・ここにずっといると、その沼の主のようにもう動くことができない状態になっていくんだって・・・気づかないうちにね。 本当は俺たちも彼女と一緒に脱出した方がいいに決まっているんだ!」
私はもしかしたらこれはチャンス!?と思い、「シーユー~!シーユー~~!(鳥語でこんにちは)」と叫んだ。 大鳥の魔女に彼らの思いが悟られないようにと思い・・・「助けてと」言わずに、できるだけ明るくご機嫌そうにした。
大鳥の魔女が大きな目をぎょろっとさせた・・・・・・。
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